印刷通販 版画の概要
版画(はんが)とは、印刷を行う紙以外に、彫刻や細工を施した版を作り、インクの転写・透写等によって複数枚の絵画を製作する技法、またはそれにより製作された絵画のこと。版画はその版の仕組みから大きく4つに分類される。凸版画、凹版画、平版画、孔版画である。
凸版画は版の凸部に付いたインクが紙に刷られるもので、木版画、紙版画、芋版画、リノリウム板を版材とするリノカットなど一般にも一番制作経験があるものである。江戸時代の日本で盛んに広がり、東洲斎写楽、葛飾北斎、喜多川歌麿など世界的に知られる浮世絵も木版画の一種で、色ごとに版を使う多版多色版画である。木版画は、木の板(版木)に表したい図柄を彫刻刀で彫って版を作り刷る技法である(棟方志功は、これを「板画」と呼んでいた)。木材から版木を取る時の向きによって、板目(いため)木版と木口(こぐち)木版に分けられ、前者は主に日本で、後者は西洋で発達した。浮世絵も板目木版である。 輪郭線を彫り残す(輪郭線にインクがつく)陽刻法と、輪郭線を彫る(輪郭線はインクがつかない)陰刻法があるが、このどちらかだけで作品が作られることはまれである。